イプセンの人形の家というのを読みました。
最近、人を教育してはならない、と、ふと、思っていたら、ここにもそのことが書かれていて、不思議だった。いつもまず予見があって、映画や本を読むことになる。
別の話だけど、偶然にも整体をやってもらう機会があった。ついこのあいだ足裏と全身マッサージを生まれてはじめてやってもらって感動したんだけど、二回目の感動がこんなすぐあると思わなかった。施術してもらってる時に、「悲しいときに悲しい顔ができないんです」と気づいて口にした。
今日はそのあと、体を酷使する気にならなかったので、仕事をサボって散歩にでかけた。下津井城跡へ行った。鷲羽山もだけど、こっちはもっと秘境で、もっと天国だった。トイレもあるしベンチもある。きれいなあずまやで少し泣いてみて、わたしが中学生や高校生だったら、ここでキスをしたり抱き合ったりするのだと思った。
そのあとこの本「人形の家」を読んでたら、「夫に対する義務、子供に対する義務」以外に何があると言うのだと叫ぶ夫(父親でもある)に対して「自己に対する義務です」とノラが言う場面でたまらなくなってここに書...くことにした。

「奇跡の中の奇跡がおこらないと!」と言う場面で終わるけど、
私は、こんな人生で不徳、傲慢、生意気、不勉強、不信心、全く可愛いげがないけど、奇跡の中の奇跡は起こると信じてる。
下津井はもう夜中の2時という気持ちで時計を見たら、7時だった、夕飯前じゃないか。

ペールギュントと幽霊も読まなくては