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イプセンの人形の家というのを読みました。
最近、人を教育してはならない、と、ふと、思っていたら、ここにもそのことが書かれていて、不思議だった。いつもまず予見があって、映画や本を読むことになる。
別の話だけど、偶然にも整体をやってもらう機会があった。ついこのあいだ足裏と全身マッサージを生まれてはじめてやってもらって感動したんだけど、二回目の感動がこんなすぐあると思わなかった。施術してもらってる時に、「悲しいときに悲しい顔ができないんです」と気づいて口にした。
今日はそのあと、体を酷使する気にならなかったので、仕事をサボって散歩にでかけた。下津井城跡へ行った。鷲羽山もだけど、こっちはもっと秘境で、もっと天国だった。トイレもあるしベンチもある。きれいなあずまやで少し泣いてみて、わたしが中学生や高校生だったら、ここでキスをしたり抱き合ったりするのだと思った。
そのあとこの本「人形の家」を読んでたら、「夫に対する義務、子供に対する義務」以外に何があると言うのだと叫ぶ夫(父親でもある)に対して「自己に対する義務です」とノラが言う場面でたまらなくなってここに書...くことにした。
「奇跡の中の奇跡がおこらないと!」と言う場面で終わるけど、
私は、こんな人生で不徳、傲慢、生意気、不勉強、不信心、全く可愛いげがないけど、奇跡の中の奇跡は起こると信じてる。
下津井はもう夜中の2時という気持ちで時計を見たら、7時だった、夕飯前じゃないか。
ペールギュントと幽霊も読まなくては
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夜のプール
秋になって寒くなると
誰も見ることのない場所で鳥が鳴いている
夜は光が届かないし 昼でも人がまったくいない...
日の光の中でならあんなに青い あらゆる水が
夜の中では すべてが黒い
黒い水滴が黒いプールにあまたに落ちて
黒に黒が混ざり合う
音だけが美しい
誰もいないから 誰も聞くことができない音色をつくる
歌もうたっている
夜の野犬たちだけがそれを察して
精悍な顔立ちでプールに向かう
それが鳥ではないことも知っている
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http://kurashiki.keizai.biz/headline/745/
倉敷経済新聞さんに記事を書いていただきました!「色の絵」https://www.facebook.com/iurachisa/…!!うれしい。
わたしはまだ無名の作家ですが、今まで長野のローカルなテレビとか、何か新聞に載ったりだとか、したけど、こんなに、間違っていない、違和感もない紹介をしてもらったのは初めてで、うれしいです。富嶽ビエンナーレ佳作は泣けますな、佳作って、ね!笑 でも入選できたのは米林先生のおかげです!
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朝早く起きて、コーヒーとシナモンロールを食べて、寝間着のままスクーターに乗って鷲羽山に行ってきた。ものすごい近所にこんな良い公園があるなんて、幸せだ。自分自身に取材と称して、植わってる植物とおいてある椅子と楽しみながら歩いた。岡山の子たちは大学生になるとここにドライブに来てみんなで遊んだり、デートしたり、するのか。誰もいないきれいな整備された道を歩いて、石の椅子に座って、「彫刻について語ることはよそう」と心に決めたのだった。人は働かなくちゃならないし、毎日鷲羽山に登ってる暇はない。
今日の夜、YouTube上で、今年の5月から作ってきた詩の朗読を発表します。たぶん何これ?と思われるんだろうなと思うんだけど、だれか、たった一人のあなたにだけ届くと良いなと思う。
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先週は靴を縫ってたんですが、今日は刺繍してました。コースターが欲しかったのです。布は、ある取り壊すお家でいただきました。たぶん藍染めだと思うんですが、私以外誰一人この布に価値を見出だしてる人はいなかったので、たんまりいただきました。インディゴと藍の違いがわかるわけでは、ないんですが、染めて叩いて光沢を出してる綿は、中国の貴州省、トン族から買った布とうり二つで、(良く私が首から下げてる金の刺繍のポーチです)私たちの民族衣装という感がたまりません。これまたいただいたアイロンでしわを伸ばして、何に使うかはまだ未定。スカートかワンピースでも作ろうかな。まあ、全部の展示が終わってからかな。風邪はひく前に治すために、お昼はショウガや葛根湯を飲んで、体を温め、ゆで卵とコーンブレッドを食べました。ひもじいと思ってたらなんとシナモンロールを焼いてきて下さった方がいて、幸せでした。いや、いつもひもじいわけではないので、、、、みなさん手ぶらでお気軽にお越しください。
来週は吹上美術館のフワーってなってるロゴを刺繍しようかな。
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高校生の時ルグインを読んで、本当に地獄から救われた。最近、ギフトという新作を読んで、また感動している。こういう芸術をしようと、思っていたことを思い出した。